キリスト教入門


13、「終末―イスラエルの計画」

イスラエル民族は聖書の中で特別な民族です。創世記から登場し、黙示録では、EU(復興ローマ帝国)に並んで終末の舞台となっています。終末を告げる時計と言われているイスラエルについて学んでいきましょう。

イスラエルの祖先アブラハムに対する約束

わたしの示す地へいきなさい。そうすれば、わたしはあなたをおおいなる国民とし、あなたを祝福し、・・・・・地上の全ての民族は、あなたによって祝福される。

創世記12:1〜3

わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後の子孫に永遠の所有として与える。

創世記17:8

ダビデに対する約束

・・・彼はわたしのために一つの家を建て、わたしはその王座をとこしえまでも堅く立てる。・・・・・彼の王座はことしえまでも堅く立つ。

T歴代誌17:11〜14

アブラハム、ダビデへの神の約束は成就しました。アブラハムがおよそ100歳の時、イサクが生まれ、その子孫であるユダヤ民族は現在も世界中に星のように、満ちています。また、ユダヤ人は優秀な人が多く裕福な人も多いです。ダビデへの契約も成就しています。聖書にあるダビデの子孫とは1人称で、キリストのことを指しています。肉の子孫は神に対する不信の罪で、地上の王国はなくなってしまいました。しかし、ダビデの子孫の系図に連なるキリストは、十字架でこの世の支配者サタンを打ち滅ぼし、霊的な永遠の神の王国を打ち立てました。これ以外にも多くの約束の言葉がイスラエルには与えられており、多くがこの後成就していくと思われます。特に終末に焦点をあてて見ていきましょう。

この国は全部、廃墟となって荒れ果て、これらの国々はバビロンの王に70年仕える。

エレミヤ書25:11

私、ダニエルは預言者エレミヤのあった主のことばによって、エルサレムの荒廃が終わるまでの年数が70年であることを文章によってさとった。

ダニエル書9:2

BC721年イスラエル北王国がアッシリアによって滅亡。イスラエルの民は、アッシリア帝国内の地域に移動させられる。(失われた10部族と呼ばれている)南ユダ王国もBC606年ごろバビロンに捕囚され、その後エルサレムは破壊され、エレミヤの預言通り荒れ果てました。しかし、その預言の通りに、70年後のBC536年、バビロンを征服したペルシャの王クロスの命令によってエルサレム神殿再建が導かれ、荒れ果てたイスラエルに、ユダ族が戻り始めました。(北大国の10部族は散らされたままでした)一度滅んだ国がまた復活することは、歴史上まれな事ですが、イスラエルは歴史の中で何度も、散らされては、集められ再建されています。それは罪のゆえに散らされても、イスラエルの地は神が永遠にイスラエルに与えると神が約束した地であり、預言の成就なのです。

ああエルサレム、エルサレム。預言者たちを殺し、自分に遣わされた人たちを石で打つもの・・・見なさい。あなたがたの家は荒れ果てたままにのこされる。

マタイ23:37〜38

しかし、神が遣わしたメシア、イエス・キリストを拒否し、十字架につけて殺し、また再び滅亡へと向かっていきます。AD70年エルサレムは、ローマ軍に占領され、イスラエル国家は滅亡し、ユダヤ民族は、世界に散らされ、異国の地で悲惨な運命をたどります。独自の律法をもち、その国の法律に従わないなど、ヨーロッパのどこの国にも同化せず、迫害され、多くのユダヤ人が虐殺されました。しかし、聖書の預言にはまた再び、イスラエルの地に帰還するとあります。

「イスラエルの子らを北の国や、散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる」と言うようになる。わたしは彼らの先祖に与えた彼らの土地に彼らを帰らせる。

エレミヤ書16:15

ー主のみ告げ。あなたの子らは自分の国に帰ってくる。

エレミヤ書31:17

パレスチナのイギリス委任統治時代、第1次大戦で協力したユダヤ人と結んだバルファ宣言により、1917年2月27日サンレモ会議でパレスチナが、イスラエル人の地であることが宣言され、パレスチナの地に多くのユダヤ人が帰還し始めました。1947年ベン・グリオン総裁がイスラエル建国を宣言。イスラエル国家の再建です。しかし、すでに住みついていたパレスチナ人との問題が生じ、アラブ人と、ユダヤ人との抗争は強まり、パレスチナ(中東)問題へと発展し、現在も世界的な問題となっています。


大阪二重の虹


さらに、今後イスラエルにはどんなことが起こるのか見ていきましょう。

わたしは、エフライムの手にあるヨセフの杖と、それにつくイスラエルの諸部族を取り、それらをユダの杖に合わせて、1本の杖とし、わたしの手の中で1つとする。・・・私がイスラエルの山々で、1つの国とする時、ひとりの王が彼ら全体の王となる。彼らはもはや2つの国とはならず、もはや決して2つの王国に分かれない。

エゼキエル37:19〜22

今イスラエル人と言われている人達は、ユダヤ人で12部族のうち、ユダ族ともうひとつの部族が混じった2部族のことを言います。聖書の預言では、失われた10部族も帰ってきて、12部族が一緒に住むと、あります。では、10部族とは今どこにいるのでしょうか?その人たちは、多分本人たちは失われた10部族とは知らず、生活しているでしょう。しかしやがてはっきりとわかるでしょう。10部族はそれぞれ、ばらばらの国に住んでいるという考えもありますが、預言には「もはや2つの国とはならない」とあるので、10部族は1つの国に一緒に住んでいると取れます。世界の著名な器の方々の中には、10部族が日本人だと言っている方が多いのです。もし、それが本当なら、私達はイスラエルに帰還しなければいけません。聖書の預言は必ず成就します。終末の印として、どこかの国の人たちが大量にイスラエルに移動するでしょう。イスラエルに再び12部族が集まり、安心して住むようになるでしょう。

多くの日が過ぎて、あなたは命令を受け、終わりの年に、一つの国に侵入する。その国は、剣の災害から立ち直り、その民は多の国々の民の中から集められ、久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の中から連れ出され、彼らは安心して住んでいる。

エゼキエル書38:8

ゴクに対する預言ですが、ゴクとは今のロシアあたりに位置します。終わりの日に国々から集められ、安心して住んでいるイスラエルが、ゴクに戦争を仕掛けられるとあります。たしかに、今どんどんイスラエルには、帰還者が増えパレスチナ問題も深刻化し、イスラエルを非難する国が増えています。

 

<終末のイスラエル>

終末に起こると負われている「リバイバル」(魂の大収穫)についても見ていきましょう。

それから私が、印を押された人々の数を聞くと、イスラエルの子孫のあらゆる部族の者が印を押されていて、14万4千人であった。・・・・彼らも御座の前にひれ伏し、神を拝して・・・・・

黙示録7:4〜17

黙示録に出てくるこの数は、いろいろな解釈がありますが、はっきりとイスラエルの12部族の子孫であると書かれています。そして、彼らは生ける神の印が押されていて、昼も夜も熱心に神に仕えるとあります。各部族から、1万2千人づつ集められ、12部族で14万4千人です。イスラエル民族の大半は世の終わる直前に救われると聖書にはありますが、この14万4千人は、12部族の子孫で、イスラエル人のクリスチャンです。前期患難時代の中で迫害を受けながら神に仕えるとあります。また、東京アンテオケ教会のパウロ秋元牧師の「わかりやすい黙示録」によると、患難時代の前期この14万4千人の人たちが、リバイバルの中心に用いられるのではないか、とあります。黙示録の時代、魂の大収穫、リバイバルがおこるのです。(終末のリバイバルは、患難時代前期に起こると思われます。詳しくは「わかりやすい黙示録」をご覧ください。)終わりの時代、力強いカリスマの働きが伴う、福音宣教の働きが全世界で起こります。この人たちはその中心になると思われます。

しかし、黙示録8章には、さらに世には裁きがきて、天変地異や、戦争などにより人類の3分の1が死ぬとあります。その中、福音宣教の働きは進んでいきます。そうして、患難時代の前期は終わりを告げ、備えができているクリスチャンは携挙され、大患難時代へと入ります。そして、反キリストの支配がはじまります。そして、残されたクリスチャンや、イスラエル人に対する厳しい迫害が始ります。

こうして彼らはヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる所に王たちを集めた。

黙示録16:16

終わりの時、日の出るほう、東から、反キリストや偽キリストらの言葉に惑わされた、王たち(連合軍)が、イスラエルに向かって進軍し、ハルマゲドンに集結するとあります。

あなたは、わたしの民イスラエルを攻めに上り終わりの日に、あなたは地をおおう雲のようになる。・・・・多くの国々の見ている前で、わたしを知らせる時、彼らは、わたしが主であることを知ろう。

エゼキエル書38:16〜23

わたしは、すべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる・・・・。主が出てこられる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。その日、主の足はエルサレムの東に面するオリーブ山に立つ。・・・

ゼカリヤ書14:2〜5

主は地の全ての王となられる。

ゼカリヤ書14:9

また終わりの日に多くの国々が集まり、イスラエルを攻めるとあります。しかし、その時キリストがオリーブ山に再臨し、イスラエルに救いをもたらすとあります。多分その様子は、メディアを通して世界中が見守る中で行われると思われます。世の終わりの時にイスラエルは、キリストを救い主を信じるとあります。世の終わりにイスラエルは救われ、そしてこの世は過ぎ去り、あたらしい御国の到来が来るのです。

世の終わりは近づいています。私達は、大収穫のために、祈り備えていかなければいけません。

だから、目をさましていなさい。あなたがたは、自分の主がいつこられるか、知らないからです。

マタイ24:42



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