キリスト教入門


11、「世界の終末」

Q 聖書にある終末ってどんなことが書かれているのですか?

お話ください。いつそのようなことがおこるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。・・・・

マタイの福音書24章3節〜44節

聖書には、世の始まりのことが書かれていると共に、世の終わりの事が書かれています。聖書にある世の終わりの印を注意深く見る時に、今が非常に終わりに近いことが分かります。現代に生きるクリスチャンは、しっかり霊の目を覚まし、聖書から学び、備えていかなければいけません。


マタイ24章5節〜14節にある終末の印

・私の名をなのる者が大勢現れ・・・

・戦争の噂を聞くでしょう。・・・民族は民族に、国は国に敵対し、方々に飢饉と地震が起こります。

・人々はあなた方を苦しい目にあわせ、殺します。

・人々が大勢つまずき、互いに裏切り、憎み合います。

・不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。

・この御国の福音は全世界に伝えられて、全ての国民にあかしされ、それから終わりの日がきます。

終末の印として、自らをキリスト、世を救う者だと名乗る人が大勢出て来ることや、戦争のうわさや紛争が起こり、飢饉と、地震などの天変地異が起こるとあります。また、クリスチャンに対する迫害がおこり、クリスチャンの信仰を覆そうとする動きもあり、不法がはびこり、人々の愛が冷たくなる・・・。大変な時代のようです。しかし、よく考えると、世界各地で地震がおこり、紛争やテロ事件が起こっています。また、世界的に新興宗教や、惑わしも増えています。まさに、今が終末の入り口付近にいるのです。では、さらにどんなことが、世界で起こっていくのでしょうか?

預言者ダニエルによって語られたあの「荒らす憎むべき者」が聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように)

マタイ24:15

これは、聖なる場所とは、エルサレムの神殿の丘のことです。荒らす憎むべき者とは、「反キリスト」です。反キリストが神殿の丘に立つ、つまり、反キリストが政治的指導者として、「中東和平」を締結するのです。ダニエル書9章27節に「荒らす憎むべき者」が1週の間多くの者と固い契約を結ぶと、あります。固い契約とは、中東和平と見られます。1週とは、1日を1年間として7年間と思われます。聖書には、何箇所かに、終末に「反キリスト」が現れ、世界を支配することが書かれています。有名な黙示録13書にも、「反キリスト」のことが出ています。


花畑


黙示録13章の終末と反キリスト

・海から1匹の獣が上って来た。これには10本の角と7つの頭とがあった。その角には10本の冠があり、その頭には神をけがす名があった。

獣とはローマ帝国のことで、終わりの時代ローマ帝国が復活するとあります。現在ヨーロッパは統合されつつあります。様々な民族、歴史を抱えたヨーロッパが統合するのは不可能と思われましたが、EUが誕生し、一つの国のようになりつつあります。このEUこそが、復興したローマ帝国であり、終末には世界の中心となります。今アメリカの経済、政治的影響力が世界で弱まっている中、世界の中心は徐々にEUに移っていくでしょう。

 

・竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。

竜、サタンはこの獣に大きな力と権威を与えるとあります。

 

・その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も治ってしまった。そこで、全地は驚いて、その獣に従い、そして竜を拝んだ。・・・・

EUのカリスマ的リーダーが、死ぬか死にそうになりますが、キリストの復活を思わせるような不思議な形でよみがえり、多くの人が驚いてこのリーダーに従います。その結果サタンを拝むとあります。これが「反キリスト」です。反キリストはEUの政治的リーダーとして現れると思われます。

 

・この獣は・・・・42ヶ月間活動する権威を与えられた。そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。・・・彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。

42ヶ月間、ダニエル書では、ひと時と、ふた時と、半時とあります。これは3年半を現わします。反キリストは最初の3年半は、世界に平和をもたらす比較的よい政治的リーダーとして、世界を支配します。しかし、後半の3年半は、ヒットラーのような独裁者のようにふるまい、クリスチャンたちに戦いを挑んで(表面的には)打ち勝つとありますが、この時代多くのクリスチャンが殉教すると思われます。

 

・地に住むもので、子羊のいのちの書に、世の初めから名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。・・・とりこにされる者はとりこにされて行く。・・・

世界中のクリスチャン以外の人は、反キリストを拝むようになるとあります。クリスチャンにとっては大変な時代と言えます。

 

・また・・もう1匹の獣が地から上って来た。それには子羊のような2本の角があり、竜のようにものを言った。・・・この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。・・・それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がものを言うことさえも出来るようにし、その獣の像を拝まない者をみな、殺させた。

もう一匹の獣、これは「偽キリスト」です。この偽キリストに関しては、世界的に影響力のある宗教指導者「ローマ法王」として登場するのではないか、との意見が世界中のプロテスタント・キリスト教会であります。この偽キリストは、反キリストと協力して、反キリストの像を拝ませるとあります。そして像を拝まない人々、つまりクリスチャンが多く殉教するとあります。ですから、反キリストが支配する7年間のうち、後半の3年半「大患難時代」に残されたクリスチャンは、裏切るか殉教するかしかないと思われます。

 

・その右の手かその額かに、刻印を受けさせた。・・・・その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。・・・・その数字は666である。

 

また、全ての人は皮膚に何らかの刻印を受け、それによって管理され、それがない人は、生活が出来ないようになるとあります。少し前から、皮膚にバーコードが印刷出来るようになりました。海外ではペットを捨てたりしないように、動物の皮膚にチップを埋めて、飼い主が分かるようになっています。終わりの時代、人間もそのように、刻印を受け、全ての人が管理されます。その刻印を受けない人は、社会生活ができません。刻印を受けるとは、反キリストに服従することなので、クリスチャンは受けることができず、多くのクリスチャンが殉教するか、困難な状態に陥ることになります。

 

聖書の預言はすみやかに、今成就しています。ですから、これらのことは必ず成就するでしょう。では、クリスチャンはどうするべきか?来週学んでいきましょう。

 

もっと詳しく学びたい方は、東京アンテオケ教会のHP「わかりやすい黙示録」をご覧ください。また、米国で終末に関するDVDが作製されていて、レンタルすることができます。題名は、英語の題名は「レフト・ビハインド」日本のタイトルは「人間消失」です。興味のある方は参考としてご覧ください。


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